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ふるさと納税の返礼品で人気なのが和牛・牛肉ですよね。日本三大和牛の近江牛のブランド名取り扱いで県と市が対立しています。その真相を分かりやすく解説します。

 

ふるさと納税の返礼品で県と市家が対立しています。近江牛を返礼品にしようとしています。

 

地域資源の認定で、どこでも近江牛を返礼品に出来る!?

 

脂が甘くて美味しい

 

ということで地元の人にも人気です。近江牛(おうみうし)は日本三大和牛の一つです。この近江牛を滋賀県は「地域資源」に認定しました。これにより、近江牛を生産や加工しなくても、県内すべての市町で近江牛をふるさと納税の返礼品にできるようになりました。これで猛反発したのが県内最大の産地、近江八幡市です。

 

品質の良くないものを返礼品で出されてしまっては、一瞬にして近江牛としてのブランドが崩れてしまう。信用がなくなってしまうのが怖い。

 

ということで、4月30日に「県が市の同意を得ないまま認定を進めたのは違法で不当だ」として、国に手続きの正当性を問う審査を申し出ました。都内で購入すると100 G 1700円以上します。

 

キメが細かく口当たりがいい近江牛

近江牛の特徴としては、非常にキメが細かく口当たりがいい美味しいお肉です。近江牛を専門に取り扱う店頭には、「近江牛の認定証」が掲げられています。滋賀県内で飼育技術が認められた牧場で育てられていて、A4B4以上の評価をされた牛肉だけに発行されています。3等級以下も近江牛を名乗ることはできますが、特に優れた品質には、認定証が送られます。地域資源の認定により、「滋賀県内で生産される牛は全部近江牛と名乗れる」ことになってしまうので、品質管理ができず、ブランド価値の低下につながってしまいます。

 

「B4、A4以上の本当に品質の良い牛だけを近江牛として出していくことが重要なことではないか」と近江八幡市では考えています。「滋賀県民共有の財産だ」と滋賀県は主張しています。

 

知的財産権というか知的所有権と言うか、これはなかなか難しい問題ですね。歴史と蓄積された努力や技術、和牛としての血統なんかもあるでしょうし。でも、今回は、ブランド名を安売りすることで滋賀県全体としても結果的に損失になってしまうような気がしますね。